はなわの独り言

2011年9月

はなわの独り言 Vol.9 「ありがとう日本!の巻」

 震災に続いて放射能問題、その後は台風や豪雨に見舞われたり。先日は北九州で竜巻まで発生して被害がでたそうで、なんだか災害が次々と押し寄せるなぁと思っていたら・・・遂に僕個人にも大きな災難が降りかかってきました。実は、僕のミステイクで愛車をぶつけてしまいまして。クルマ屋さんに持って行ったら、修理代がなんと50万円也。ギョエーとオーバーにのけぞってみたものの、そのくらいのリアクションでは僕の願いは届かなかったようで、オジさんはドライに「50万かかるけど、どうする?」。結局、その金額で修理をお願いすることになりました。一週間後、「クルマ、仕上がったよ」という電話が入ったので、早速、銀行で現金をおろして、退院する愛車を迎えに行こうとタクシーに飛び乗ったわけです。クルマ屋さんのガレージには、元通りの元気な愛車くんがニコニコして待っていました。修理代50万円はちと痛いけど、まあ、お前の元気な姿を見たらこれっぽっちのお金なんて小さい小さい、と潔くお金を払おうとしたところ…財布が、財布がない! バッグの中にあるはずの財布が忽然と失踪していたのです。右のポッケにも、左のポッケにも、ない! 「これっぽっちと一瞬でも思った僕が悪かったです」と神様に懺悔しながら辺りを這いつくばって探しましたがありません。もしかしてタクシーの中? と思ったのですが領収書もない!頭の中が真っ白けになりました。浮かんでくるのは、カミさんの真っ赤にふくれあがった顔だけ。50万円ですよ、50万円!この世知辛いご時世、落ちてる財布を拾ってくれたとしても、中身だけ抜いてポイッですよ。ダメだ、もうダメだ。もうおしまいだぁ~。絶望の淵に立ちながら、ヤケクソな気持ちで警察に電話を入れました。その時です、奇跡が起こったのです。中身もそのまんまに僕の財布は警察に届けられていたのです。「信じられますか? この日本でですよ!

 あり得ない話ですよね。絶対、俺ってメチャメチャ、ラッキーボーイですよね、ね」と編集長の先輩に熱く語ったところ、「はなちゃんよぉ、俺はサイパンで2回も財布を落としたことあるけど、ちゃんと中身も無事に戻ってきたよ。ふつうじゃないの?」。マイナスをプラスに変えて、この勢いを仕事に活かそうと思っていたのに・・・先輩のバカ。しかし、サイパンという島は、いい人がいっぱいいるんですねぇ。

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