はなわの独り言

2011年8月

はなわの独り言 Vol.8 「サイパン移住計画!?の巻」

 今、真剣に悩んでいることがあります。実はちょっと前に待望の‘新居’というやつを購入したのですが…。貸の時は、ワンパク盛りのガキ大将たち、その暴れん坊ぶりをも上回る嫁を巧みに制御しながら‘いかに苦情なく今日を乗り越えるか’に神経をすり減らす毎日。これでは身が持たない、という切実な想いから、ファミリータイプのマンションではありますが、思い切って清水の舞台からダイビングしたわけです。もう、あの苦労とはオサラバじゃ、と千切れるくらい手を振って引越した一週間後のことでした。ピンポーン。私が家主です、と言わんばかりに咳払いしながらドアを開けると、外にはロシア人らしき女性が。「どちら様?」と問いかけるや否や「ワタシ シタニスンデルヨ オタク ウルサイヨ!」。確かに新天地にハシャギ過ぎていた感もあり、「すいません。以後、気をつけます」と陳謝。購入したとは言え、ここは集合住宅。やはり度が過ぎてはいけません、と即刻、家族全員に注意した、その3日後。ピンポーン、ピンポーン。ドアを開けると「ウルサイヨ ナニシテル ドウロコウジデモシテルカ。」と先日の女性から、またまたお叱りの一撃。以前より静かにしていたにも関わらず、カタコトの怒鳴り声にビビッた家族は、もはや抜き足差し足忍び足状態。明るい新生活のはずが、部屋は廃墟のように静まり返ったのでした。

 どうしたものか。いや待て、こんなに静かな夜は年に一度もないぞ。考えてみれば、展開がおかし過ぎる。もしかすると神様の仕業か!?きっと、作曲活動に励んだら大ヒット曲が生まれて…ビッグスターに駆け上がる大チャンスをプレゼントしてくれたんだ!!と確信した僕はギターを取り出して…ラララ~ララ~♪その直後でした。ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。 おっ、金の斧をかついだ神様からの使者か?と内心ワクワクしながらドアを開けると、そこには眼を血走らせた仁王像が立っていました。そして、一言。「コモリウタニモナンネエヨ!!」。僕のシンガーとしてのプライドを粉々に砕いて、その使者は去って行きました。先日、N@chan!編集長の先輩に「もう引っ越したいっす」と相談したところ、「じゃあ、サイパンに住めば?日本からわずか3時間ちょい。常夏で家賃も安いぞ」と軽く返されましたが、どなたか日本に通勤されている方、マジでいらっしゃいますかね??

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