2016年4-6月

はなわの独り言 vol.37　「恐るべし酎ハイ「Saipan Style」!?」

「もしもし?あ、先輩?本当に突然のことでアレなんですが…思い切って買っちまいました、マイホーム!!いや～中古の一戸建なんですけどね、嫁の智子がチョー気に入っちゃって。そんな大した家じゃないんですけどね、一応、お世話になってる先輩には、イの一番に連絡しといたほうがいいかと思いまして…」。「じゃあ、六本木で飯でも食う?」。予想通りです。投げたコマセに獲物はホイホイ近づいてきました。指定された場所は、こそこそ話が似合う静かな小料理屋。何かをお願いするにはバッチグーのお店です。ドアを開けると…「お、はなちゃん、お疲れちゃん!」と、すでに赤みを帯びた先輩が一番奥の席に陣取っていました。「いや～、そういうわけでして、嬉しいやら肩の荷が重くなったやらでして」と前振りしながら生ビールを注文。この空気感なら話が早そうだ!とイッキ飲みでターボをかけた後…「そういえば今度、はなわ音楽会Vol.3をまた渋谷で開催するんですよ。ご存知の通り、LIVEってお金がかかるじゃないですか、そんなこともあって忙しくて忙しくて」と切り出したわけです。先輩は烏龍ハイにレモンを搾ったサイパンスタイルと呼ばれるドリンクを飲みながら…「忙しいなら何よりだ、これで智ちゃんも一安心だな」。いやいや、そうじゃなくて、お金がかかって大変なんだってところがミソでしょ!?しかし、ここは焦らずに…「それがまた、嫁がどんどん改装していくもので、この出費もたまったもんじゃないんですよ」。「マイホームだからねぇ。気持ち、わかるよ。でも、そのぶん仕事にも精が出るってもんだ」。違うんです。僕が言いたいのは、そっちじゃないんです。心の叫びをどうにか抑えながら、次の一手…「うちの息子たち、柔道やってるじゃないですか?これがまた‘うっめぇ’を連発して、よく食うんですよ。しかも、大の肉好きで。食費ときたら半端ないっす」。「テレビで見てるよ～。素晴らしい家族じゃないか」。本題に進まないまま、すでに2時間。もう奥の手しかありません。トイレに立つふりをして‘…大将、もう少し濃いめでお願いします…’。と、出てきたジョッキをサクッと持って「先輩、今日はいろいろ、ありがとうございます!」と乾杯×3杯。所要、わずか10分でした。「先輩ね、実は今度のLIVEのチラシをつくってほしいんすよ。で、予算が厳しいから、企業の協賛を集めてほしいわけなんですよぉ～」。すると、あっさり、「うん、よかばい」。。。策に溺れるより、酒に溺れたほうが、やっぱり話が早いようです。サイパンスタイル、Thank You!!

はなわオフィシャルブログ『HANAWA LIFE』