今月の特集 vol.39
話題の肉屋通りを徹底調査!!
ガラパンのメインストリートと言えば、もちろん「パセオ・デ・マリアナス」。しかし最近、その一本隣の通りにも活気があふれているとか・・・。むむっ、これは何やらおいしそうな匂いが立ちこめて来ましたよ〜!?今回は、ガラパンの気になる新スポット「肉屋通り」を徹底取材!ナイフとフォークを構えて〜、Let’s GO!
N@chan!特別取材班 JJ(ジェイジェイ)
今回、肉屋通りを取材してきてくれたのは、JJこと、ジェニファーソン・ネス君。スキューバダイビングの上級資格を持ち水中ガイドやカメラマンもこなす器用なB型。小さなころから海を遊び場に育ち、素潜りで20m以上潜水可能。リンゴを片手で潰せる怪力を持ちながら、虫も殺せない心優しきチューキーズ(チューク人)。
炭火窯で焼き上げる絶品アンガスビーフ!
「パセオ・デ・マリアナス」の一本隣、フィエスタリゾートの正面からガラパン小学校まで伸びるのが通称・肉屋通り。マッサージ屋さんやお土産屋さんなど左右に約20件のお店が並び、夕方になると人通りの多くなる人気のストリートです。まず訪れたのは、通りから少し小道に入ったところにある創業20年の「ココレストラン」。肉屋通りから足を運ぶと、まさに「ココだよ!」と言わんばかりに、「ココレストラン」のカタカナが看板に大きく書いてあるので、すぐにわかるはず。店内は広々、95席。中に入ると、さっそく炭火のいい匂いがしてきました。
“肉をおいしく焼くなら、炭火が一番”をモットーとするこのお店。店内に設置した暖炉のような炭火窯で、シェフが丁寧にお好みの焼き加減に仕上げてくれるステーキが名物です。お肉は、アメリカの高級種「アンガスビーフ」を使用。取材班は、お店のおすすめメニュー「ステーキCコース($35)」を注文。生肉のままかじりつきそうな勢いのJJをなだめながら、ミディアムレアをお願いしました。お肉が焼けるのを待つ間、コースに含まれるサラダバーへ。旅行中は野菜が不足しがちなので、新鮮な野菜をたっぷり摂れるのは嬉しい限り。そうこうしているうちに、メインのステーキが焼き上がり!220gのがっつりリブロースに、こんがりきれいに網の焼き目がついて食欲をそそります。鉄板の上でジュージューと音を立てるアツアツステーキに、塩コショウ、特製ソースはお好みで。いただきます、とひと切れ口に入れたその直後、「ナニコレー!!ウマーイ!!」と、驚愕のJJ!噛むたびに口の中でお肉がやわらかくほどけ、あふれる肉汁がたまらないおいしさです。あっという間に平らげてしまった彼は、親指を上げながら満足げな表情。ボリューム満点のステーキ、ごちそうさまでした!今回頼んだCコースには、ステーキ、サラダバーのほかにスープ、ライスorパン、コーヒーorアイスクリームがセットになっていて、とってもお得です。
ココ・レストラン
地元民・ツーリスト問わずにぎわう炭火焼レストラン。活ロブスターやアンガス牛を店内炭火窯でグリルしてくれるほか、サラダバーも常設。個室は3部屋、大人数にも対応可能。
[営業時間]17:00〜22:00
[TEL]287-2200(日本語OK)、233-2626
●年中無休
●各種カードOK
●無料送迎あり
食材へのこだわりが光る本格派の鉄板焼きを堪能!
2軒目におじゃましたのは、2016年7月にオープンしたばかりの「鉄板焼レストラン 禅」。黒と赤を基調にしたシックな外観が印象的です。内観も同じように黒と赤を用いたスタイリッシュな空間、そして大きな鉄板とそれを囲むように並ぶ全33席が広がっています。聞くところによると、こだわり素材の鉄板焼きが自慢とのこと。さっそく案内してもらったテーブルで、まずは前菜からいただくことに。登場したのは、まぐろの上にいくらをのせオリジナルソースをかけた料理や、天ぷらなどを美しく並べたお皿。よく見ると、波を描くように抹茶塩を盛りつけていて、まるで日本庭園のようにモダンな印象を演出しています。こんなにおしゃれな料理、あんまり見慣れていないのか、いつになく緊張しているように見えるJJ君。しかし前菜を口に運ぶと、
その上品なおいしさにいつもの大声は影を潜め、にっこり笑って無言のサムズアップを見せてくれました。シーフードメニューが充実しているのもこのお店の特徴ですが、今回のテーマはお肉。サイパンではここでしか食べられないお肉があると聞いてきたため、それを紹介せずには帰れません!意気込む我々の前に差し出されたのは、キレイにサシが入ったおいしそうなお肉。なんとコレ、わざわざ鹿児島から取り寄せている本格的な日本産の和牛だというから驚き!サイパンで一般的に提供される和牛は、実はアメリカから輸入したものがほとんど。アメリカなのに和牛?と思うかもしれませんが、和牛は日本産という意味ではなく牛の品種のひとつのため、アメリカ産やオーストラリア産の和牛も存在します。海外産の和牛もおいしいですが、やはり日本国内で育った和牛は、またひとつ格別のおいしさのはず。期待に胸膨らませ調理を眺めていると、シェフの手元から突如立ち上がる火柱!ここでは全てのテーブルで、シェフが調理パフォーマンスを行ってくれます。これも鉄板焼の醍醐味ですが、不意をつかれたJJ君、椅子から転げ落ちそうになってました(笑)。焼き上がった鹿児島産和牛をひと口ほおばると、「コンナビーフ、タベタコトナイ!?メッチャウマーーイ!!」と、やっぱり叫んでしまったJJ。でも、このなめらかな口どけととろけるような甘い旨みを味わったら、叫んでしまうのも無理はないかも?鹿児島産本格和牛のほか、前菜、スープ、サラダ、焼き野菜、ライス、デザートor紅茶までが楽しめる「和牛セット($90)」がおすすめ!
鉄板焼レストラン 禅
日本人シェフによるフレンチ風本格鉄板焼が楽しめるレストラン。ワインの品揃えも豊富で、お肉やシーフードに合ったワインをチョイスしてくれるのも嬉しい。
[営業時間]18:00〜23:00
[TEL]989-0771(日本語OK、17時まで)、233-0147
●無料送迎あり
老舗の焼肉屋さんで絶品ランチに舌鼓!
昨日は食べ過ぎて2軒でギブアップしてしまったJJ。最初は「1日デ全部食ベ尽クシテヤル!!」と息巻いていたのに・・・大食漢のように見えて、意外と胃袋の大きさは普通だったようです。それでも、次の日にはすっかり元気を取り戻した様子。ぐぐ〜っとお腹の鳴る音が聞こえてきたところで到着した3軒目、「ソウル苑」で本日は焼肉ランチをいただきます。まずテーブルの上に並べられたのは、キムチやナムル、お漬け物などが盛られたたくさんの小皿。これらは韓国語で「ミッパンチャン」と言います。意味はずばり、おかず。韓国の家庭料理を少しずつ、色んな種類を楽しむことができるこのミッパンチャン。このお店ではすべてのメニューにサービスで付いてきます。しかも、おかわり無料!ただし、おいしいからといってたくさん食べ過ぎると、お肉が入らなくなってしまうのでくれぐれもご注意を。
この日注文したのは、きめ細やかにサシが入った上ロース。ひとり焼肉がどことなく似合わない男・JJですが、意外にも手際よくどんどんお肉を焼いていきます。アツアツに焼き上がったおいしそうな上ロースを、ご飯の上にのせて一緒にパクリ。次の言葉はもちろん「ウマーーーーーイ!!!」。ソウル苑のおすすめは、レタスによく似たサンチュにお肉をのせ、にんにく、韓国味噌、キムチを挟む韓国流の食べ方。辛さと旨みがお口の中いっぱいに広がる絶妙な味わいに、普段はあまり野菜を食べないJJもゾッコン!後半はほとんどサンチュに巻いて食べ、すっかり完食してしまいました。ミッパンチャンと合わせて、自分好みのオリジナルサンチュ巻きを探してみるのも面白いかも。
リーズナブルにお肉を楽しめるのも、ランチの魅力。夜だけでなく、昼の肉屋通りも見逃し厳禁!
ソウル苑
本格韓国料理が楽しめる焼肉屋さん。おすすめのメニューは上カルビ($15)など。チャミスルやマッコリをはじめとする、韓国料理には欠かせないお酒も各種揃っている。
[営業時間]10:00〜22:00(ランチは17:00まで)
[TEL]233-1900、287-2200
●各種カードOK
●無料送迎あり
●Wi-Fiあり
米国アンガスビーフ協会お墨付きのレストラン!。
サイパンで一番よく提供されるブランド牛といえば、世界的にも有名な「アンガスビーフ」。特徴はその身のやわらかさで、一説によるとシチューなどの煮込み料理が主流だったアメリカの牛肉料理が、この品種の登場をきっかけ にステーキ料理主流に変わっていったと言われるほど。なかでも、(財)米国アンガスビーフ協会によって認定される最高級のものはCAB(サーティファイド・アンガス・ビーフ)と呼ばれます。成熟度の高い若いアンガス牛の内20%しか認定されない狭き門ですが、その肉の旨みとやわらかさは格別。そんなプレミアムビーフを満喫できるのが、米国アンガスビーフ協会より認定を受けたレストラン、「カントリーハウス」です。お店のおすすめはもちろん、CABのお肉を使ったステーキ。西部開拓時代をイメージした雰囲気のある店内でゆっくりいただく本格ステーキの味わいは、思い出に残ること間違い無し!予定が合わず今回は食べられなかったJJ君も、「今度ゼッタイタベルーーー!!」と燃えていました。
カントリーハウス
(財)米国アンガスビーフ協会認定のCABビーフを扱うレストラン。アメリカ西部劇をイメージした店内で、本格アメリカンテイストの豪快なステーキを楽しめる。
[営業時間]11:00〜14:00、17:00〜22:30(ラストオーダー 22:00)
[TEL]233-1908
盛り上がり必至の肉屋通り、これからも要注目ですよ!