2013年2月・3月
真夏の中村あゆみ Vol.21
「田中さん、ゴルフで勝負しよっ!」。年末、金色に光るゴルフバッグ持参でサイパンに来島した中村あゆみ。同時期にゴルフをはじめたこともあって、この挑戦状は想定内の展開だったが、負けず嫌いで凝り性の彼女のベストスコアはすでに90台という噂。中村あゆみファンの僕としては当然、格好悪い姿は見せたくないわけで「う~ん、どうしようかな~」と迷っていたところ、「ハンデ20あげる!」の一声。よし、それなら勝てる!と受けて立つことにした。 対戦の舞台は12月28日のマリアナカントリークラブ。眠い目をこすりながらの朝一番のスタートだ。日本では、まずお目にかかれない広大なフェアウェイ。そのダイナミックなコースに興奮した彼女から、「田中さん、ハンデ20で、私も同じレギュラーティーからやるわ」とオマケまでいただいた。この条件なら、負けるはずがない!! そうほくそ笑んでからの対戦結果は…まさかの惨敗。ますます格好悪くホールアウトするハメになってしまった。「田中さん、明日もやる?」。もちろん、である。このままでは男が立たない。翌朝は海越え2ホールがあるコーラル・オーシャン・ポイントへ。しっかりと睡眠をとってリベンジに挑んだ。うん、今日は調子がいいぞ、これならイケる!と思いきや、彼女はそれ以上にパワーアップしていた。結果は、パーフェクトに完敗。参りました!!
それにしても、中村あゆみを見ていると、すべてに天性を感じる。もちろん、その裏には努力もあるだろう。しかし、そのほかの何か大きな力を感じてならないのだ。そんなことを考えながらこの原稿を書いていたら、ふと、海を見ながら彼女が話してくれたことを思い出した。「私ね、最近わかってきたの、生まれてきた意味が。この声は一生懸命にはい上がろうと頑張っている人たちを勇気づけたり応援するために、神様が授けたものだと思うんだ。だから、その人たちのために歌い続ける。それが私に与えられた役割なんだよね」。この言葉を聞いて、彼女が年を追うごとにますます元気になっていく理由が、すぅ~っと腑に落ちた。
『1966628』
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