日本兵や一般市民が叫びながら身を投じた悲劇の場所。
サイパン最北端の断崖絶壁。どこまでも広がる群青の海、打ち寄せる波しぶき、そして心に吹きつける風・・・第二次世界大戦末期の1944年、日本軍司令部があったサイパン島に、遂にアメリカ軍が上陸。追い詰められた日本兵や一般市民が「天皇陛下、万歳」と 叫びながら身を投じた悲劇の場所がここです。
崖の突端から望む水平線、その向こうに日本があると思うと、悲しい歴史を感じないではいられません。
現在では平和記念公園として整備され、数々の慰霊碑や供養塔が建てられています。